標準電波アナウンス用テープレコーダ
(1954年頃)
標準電波の発射を業務の一つとしていた旧電波研究所では、標準電波に乗せるアナウンスのために、当時はまだ珍しかったテープレコーダを使っていました。これはソニーの前身である東京通信工業が製作したテープレコーダで、一定時間毎に自動的に走行・停止するようになっているなど、標準電波アナウンス用に特別の仕掛けが講じられています。
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全体像
正面パネル。丸型のメーターが時代を感じさせる。
操作部
ヘッド部。左端に受光素子があり、テープ走行をコントロールできるようになっている。
内部
電波研の特注品を示すオリジナル銘板。ソニーの旧社名である「東京通信工業」の文字が見える。
銘板。「テープコーダ」は東通工(ソニー)の登録商標。「GT−4」は同社の記録に残っていない「幻の型番」とのこと。
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taki@crl.go.jp