地震発生時刻を指して止まったままの日本標準時子午線時計塔 (明石市立天文科学館)(2月11日撮影)
1995年1月17日午前5時46分に、淡路島北東約3kmの明石海峡を震源として発生し た、マグニチュード7.2の地震は、兵庫県南部地域に大きな被害をもたらしました。 兵庫県明石市でも、死者5人、負傷者72人、全壊家屋130戸、半壊家屋405戸、一部 損壊家屋5,000戸以上の被害が報告されています(これらの数値は明石市役所発行 「市政だより あかし」2月1日号に基づく)。被害が大きかった神戸市、阪神地域、 淡路島などと比較して、明石市は、震源から約10kmという至近距離にあったにも かかわらず、被害状況についての情報発信が少なかったように思われます。
明石市大久保町と神戸市西区岩岡町との境界線上に立地する、郵政省通信総合 研究所関西先端研究センターでは、職員有志が地震発生直後(約1時間後)から 約1か月にわたって、明石市(特に西明石近辺)の被害状況と復興状況などを撮 影し続けました。その写真を本ページで公開致します。本ページが、マスコミ報 道では手薄になっていた、神戸西部・明石地域の被災状況に関する情報の一つと して、お役に立てれば幸いです。
郵政省通信総合研究所 関西先端研究センター 滝沢修 (taki@crl.go.jp)
1995年2月9日第1版,13日第2版,24日第3版,27日第4版,3月6日第5版,8月16日完結版公開
地震翌日の明石市内(西明石近辺)の様子(1月18日午前11時頃)
被災地域の一日も早い復興をお祈り致します。
明石の新しい朝 ?震災翌朝の日の出?
(川崎重工明石工場越しに明石海峡大橋方向を望む)