●消防活動が困難な地下空間等における活動支援情報システム・平成16年度公開実験(2005年3月25日)
GPSや携帯電話の電波が届かない大深度地下などで消防活動を行う隊員の位置把握のために、総務省消防庁が進めているシステム開発の公開実験が、独立行政法人消防研究所において開催され、位置情報補正のために避難誘導灯に取り付ける無線タグに関して、新しい技術の紹介を行いました。
●愛・地球博 内覧会(2005年3月20日)
2005年日本国際博覧会(愛知万博、愛・地球博)が開幕前に関係者向けに開催した内覧会に参加し、共同研究相手の独立行政法人産業技術総合研究所情報技術研究部門が開発してグローバルハウス(政府館)と日本庭園に出展した、赤外線と無線タグを用いた統合情報支援システムの設置・稼働状況を現地視察しました。
●被災情報収集システム等公開実験・防災講演会(2005年2月8日〜9日)
津波などの大規模災害時に各住宅の被災状況を迅速に把握するシステムの開発をめざして、総務省近畿総合通信局等が主催する公開実験と防災講演会が和歌山県海南市で開催され、60MHz帯デジタル防災行政無線を使ったIP通信実験などの新しい試みを紹介しました。
●国連防災世界会議 総合防災展(2005年1月18日〜22日)
阪神・淡路大震災10周年を記念して神戸市内で開催された国連の行事に出展し、無線タグの防災応用研究や、マルチホップ無線LANによる次世代消防無線システムなどを紹介しました。
●国連防災世界会議 ポスターセッション(2005年1月18日〜22日)
ポスターセッションに「災害救援用ICタグシステム開発チーム」として出展し、研究成果を紹介をしました。
●消防庁長官視察(2004年10月12日)
視察に訪れた総務省消防庁の林省吾長官に、無線タグの防災応用研究等について説明とデモンストレーションを行いました。
●被災情報収集システム等実験協議会(2004年9月28日)
近い将来に発生が予想されている東南海・南海地震に伴う津波災害の軽減を図るための防災情報通信システムを確立することを目的として、総務省近畿総合通信局が主催する協議会に、副委員長として参加することになり、実証実験の実施を通じて、実用化に向けた課題を検証していくことになりました。
●リアルタイム地震情報利活用ワーキンググループ(2004年8月25日)
地震観測網から得られた地震発生情報を即座に伝達し、大きな揺れが到着する前に防災対策を実行することで被害の軽減を図る技術の実現を進めている「NPOリアルタイム地震情報利用協議会」において、平成16年度から「データ伝送ワーキンググループ」の委員になり、専用線、公衆通信、衛星回線、無線通信などの通信手段をリアルタイム地震情報伝送に利用するための課題に取り組むことになりました。
●施設一般公開(2004年7月30-31日)
学校の夏休み中に毎年開催している施設一般公開において、建物に貼り付けた無線タグに大規模震災時の建物被災度判定結果を書き込んで情報共有する研究の紹介を行いました。
●消防活動が困難な空間における消防活動支援情報システム・消防隊員位置把握システム公開実験(2004年5月26日)
総務省消防庁の委員会による消防隊員位置把握システムの平成15年度開発成果が、東京大学生産技術研究所(東京・駒場)で公開されました。無線タグ付き誘導灯などを活用して、地下街等における消防隊員の位置把握を自立的に行うシステムが実用化に一歩近づきました。
●科学技術講演会併設展示(2004年4月17日)
科学技術週間にちなんで毎年開催している一般向け講演会の併設展示会場において、「防災に役立つICタグ」の研究紹介を行いました。